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月別: 2020年2月

しろいし移住体験ツアーを開催しました

2月15日(土)~16日(日)に1泊2日のしろいし移住体験ツアーを開催しました。

今回のツアーでは、『子育て世代の方』向けと、『一般の方』向けのそれぞれ内容の異なるプランを用意し、

1日目は、城下町白石の歴史や名産品に触れていただき、
2日目は、『子育て世代の方』と『一般の方』に分かれて、より移住後の生活をイメージしていただける市内見学。

『子育て世代の方』については、市内の小学校や特徴ある子育て支援施設の見学、
『一般の方』については仕事情報の案内や、賃貸物件の見学を行いました。

  

また、お子様連れでも参加しやすいように、そして少しでも長く白石に滞在して頂けるようにと、今回は新幹線を利用し東京から来ていただきました。

ー白石に到着ー

集合時間の10分前には皆さん集まっていただいたので、余裕を持って移動することができました。
東京駅からは1時間50分程で白石蔵王駅に到着です。

  

ー市内散策ー

ツアー初日の2月15日(土)は最高気温が15度との予報通り、春の陽気を感じさせる暖かさでした。
どのくらい寒いのか心配されていた方もいらっしゃいましたが、積雪もなく青空広がる光景にちょっと安心されたようでした。

<城来路(シロクロード)を散策>

ホテルへ荷物を預け、昼食を済ませた後はシロクロードを徒歩で白石城へ向かいました。

お堀を流れるきれいな水に驚き、皆さん足を止め見入ってしまいました。
また、初夏には「梅花藻」を見ることができます。

梅花藻は生育条件が厳しく種類によっては絶滅危惧種にも指定されており、日本でも観光として楽しめるのは数ヶ所だけと言われる貴重な花ですので、花が咲く頃にはどんな光景をみられるのかとても興味を持たれたようです。

歴史探訪ミュージアム白石城

   

歴史探訪ミュージアムでは歴史資料館を見学し、立体ハイビジョンシアターで奥州白石噺「宮城野・伸夫 娘仇討ち」を鑑賞しました。

その後、白石のシンボルタワー白石城へ。

白石城は約260年間伊達家家臣の片倉氏が納めた城で、平成7年に江戸時代の姿を忠実に復元した純木造の重厚な建築が魅力です。
当日はミュージアムの館長様が城内を詳細にガイドしてくださり、白石城天守が全国的にも珍しい、当時の造りを木造でそのまま復元したものであることなどを丁寧にご説明いただきました。

白石城の敷地内にある物件見学

白石城の見学後は、当時では考えられないお城の敷地内にある物件の見学を行いました。
お堀の内側での生活というのは、まさに白石ならでは。
駅やスーパーにも近く、さらにリフォームしたてで機能面も抜群ということで、ここに住んだらどんな生活が送れるか、皆さんでアイディアを出し合いながら見学しました。

明治6年創業蔵王酒造

前回も大好評だった蔵王酒造での酒蔵見学。

蔵王酒造は、地元産酒造好適米の契約栽培米等を使用し蔵王連峰の伏流水と冬の蔵王颪の寒風という自然の恵みを活かした酒造りを行っている白石市内唯一の酒蔵です。
歴史ある酒蔵の内部や酒造りについて取締役の渡邊毅一郎さんから工程毎に丁寧に説明をして頂きました。

酒蔵見学

日本酒を造るときに使用するお米を実際に見せて頂き、そのお米が日本酒となっていく工程を「見ながら」「匂いながら」皆さん真剣に話を聞いていました。
酒蔵はなかなか見る機会のない場所ということもあり、使い込んだ道具などもにも興味津々でした。

お酒の試飲購入もできる展示館

  

見学の最後に蔵王酒造展示館へ移動。
展示館では試飲や購入もできるので、お土産用に購入された方もいらっしゃいまいた。

1日目の振り返り

酒蔵見学の後は109-oneへ移動し、白石についての説明と1日目の振り返りを行いました。

市内を実際に歩きながら歴史や街並みを知った後ということもあり、参加者の皆さんは白石の産業や特産品、温泉地などの案内に興味深く耳を傾けていました。

その後の振り返りでは参加者から、「雪」や「移住後の仲間づくり」についての質問がありました。
白石では、例年でも中心部で雪が積もることは数回程度で積雪で生活に影響が出ることはほとんどなく、また移住者同士で交流ができる場として、移住者交流会や109-oneを会場としたイベントについてのご案内をしました。

ー2日目『子育て世代の方』コースー

白石第二小学校子育て支援施設見学

白石第二小学校の生徒数は600人を超え市内で最も生徒数の多い小学校です。

小学校の校舎は1年生から6年生まで全クラスが平屋建てとなっており、そのデザインは日本建築学会から表彰されたこともある、県立ではとても珍しい特色を持った小学校です。

そのため天井は太陽光が入る天窓付きになっており、さらにプールの底が見えるように設計されていて、子供達は潜水の練習も楽しみながら行えるのでとても効果的とのことです。

校長先生と教頭先生に小学校の特色や年間行事などについての説明をしていただき、その後広い校舎を隅々まで見せて頂きました。

  

見学の最後には校長先生手作りの傘袋ロケットを発射していただくというサプライズで大歓声が起こりました!

その後、徒歩で子育て支援施設ふれあいプラザへ移動しました。
お子様の年齢に合わせたイベントを毎月行っている育児講座やイベントについての説明や、絵本やおもちゃなど様々な遊具で遊べるプレイルームなどの案内をして頂きました。

ー2日目『一般の方』コースー

「一般」チームは109-oneから徒歩圏内にある賃貸物件の内覧と街歩きを行いました。

JR白石駅から徒歩5分程の立地で、敷地内に駐車場もあるメゾネットタイプの物件を見学しつつ、白石の賃貸物件の相場などについてご説明させていただきました。

中心部街歩き

物件見学の後は街歩き。
参加者の皆さんの希望で武家屋敷へ。

   

ところどころ歴史を感じさせる佇まいと、白石城の外堀にあたる沢端川沿いの景観を非常に気に入っていただき、囲炉裏を囲んで皆さんでゆったり団らん。

建築好きの方が多かったこともあり、急遽古い建築物をめぐる路地裏めぐりも行い、最後は商店街にある「やなぎや」さんで名物のシュークリームを購入し、109-oneへと戻ってきました。

  

109-oneでは白石の仕事面に関するレクチャーを行いました。

白石市内には工業団地が4つあり、特に製造業に関連した求人が多くあることや、飲食店や旅館などではパートでの求人も年間を通じてあることを説明させていただきました。

2日間の振り返り

ツアーの最後は全員で振返りや意見交換を行い、「賃貸物件の内覧や商店街を歩きながら白石での暮らしをイメージすることができた」「次は中心部だけでなく広く見てみたい」という意見や、「比較するためにも隣接する町の雰囲気も知りたい」との意見もありました。

移住を考え始めたばかりという参加者の方からは、「今回のツアーに参加したことで、どのような暮らしがしたいか移住後の生活を少しイメージしやすくなった」との声もいただきました。

お見送り

  

白石蔵王駅に移動し、参加者の皆さんをお見送りする際には「白石に遊びに来ますね」という声を何度もかけて頂きました。

今回は東京から新幹線を利用したことで、東京とのアクセスの良さを感じてだたけたようでした。

そして、白石に来たのが初めてという方がほとんどでしたが、移住先を今後決める際に今回のツアーが少しでも皆様の手助けとなれば大変うれしく思います。また、引き続き皆様の移住のお手伝いをさせていただければと思います。

ご協力していただいた皆様ありがとうございました。

宮城大学生密着レポート①【コミュニティプランナー実践論へ参加】

皆さんこんにちは、地域おこし協力隊の能城智園です。
去年11月から12月にかけて、宮城大学が行っている「コ三ュニティープランナー実践論」という授業に参加させていただきました!

この授業は、机の上だけのものではなく、実際にその土地を訪れ、自分の目で見て、聞いて、体験することで、地域が抱える課題の解決方法を探っていく実践型の学びとなっています。

宮城大学の学生が白石を訪れるのは今年で2年目、白石の取材を通して地域の人と関わり、興味を持ってくれることで、関係人口となっていただけるよう、私能城も陰ながらお手伝いをしたいと考えました。(※関係人口とは、地域外から来た人が地元の人と接しながら、多様な関わりを築いていくこと)

トークワンは移住定住の拠点施設として、「関係人口の拡大」「移住定住の促進」を目指して活動しています。移住定住を検討している方々に白石の魅力をもっと伝えられるように、今回の授業を通して私自身も学生達の新しい発想や大学が持っている知識を吸収できるように頑張ります!

今回は事業構想学部4人が白石班のメンバーとして参加してくれました。なぜ白石を実習先に選んだのか聞いてみると…「他の班の課題が研究発表・成果を実習先の市町村にプレゼン提出するのに対して、白石市の課題が“情報発信”と差別化されていたので、興味があり立候補した。」と好奇心旺盛な意見や、「白石班のメンバーが少なかったので、自分の役割が濃くなり勉強になると思い立候補した。」と意欲的な意見もあり、熱意のある学生が白石を選んでくれたことをとても嬉しく思いました!

白石での取材場所は3か所、分担してそれぞれ責任を持って担当します。
訪問にあたってインタビューする内容を考えるのですが、これが難しい。最終的に「移住定住」にテーマを絞って、こういう答えが返ってきたら次はどんな質問をするか、展開まで考えて質問する項目を選んでいきます。

難しいながらもメンバーが協力し、何枚も付箋に書きながらインタビュー内容を考えている学生達の姿を見て、白石に対して一生懸命に取り組んでくれていると感じ、嬉しく思いました。

今後、学内での中間発表、現地での取材、最後は市役所の若手職員を集めた最終発表という流れで頑張ってもらいます!

中間発表当日、事前に調べた白石の情報、取材先と方針、webでの情報発信について教授や他の学生が集まる中で自信をもって堂々と報告する姿を見て、3月の学生のやり遂げた顔を想像しながら、これからの白石班の活躍が楽しみになってきました!

次回は、革新的新素材LIMEXを製造する「株式会社TBM」と古民家レストラン
「L’atelier de FUKU29(アトリエ ド フク)」の取材風景をレポートします。お楽しみに!

学生の取材記事は3月上旬頃までに下記のサイトにアップされます。
▼訪東北メディア「tohoku365

 

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