皆さんこんにちは、地域おこし協力隊の能城智園です。
前回の「宮城大学レポート④【白石へ取材訪問「山田裕一市長」】」に引き続き、今回は最終発表会の様子をレポートしたいと思います。
▼前回の記事はコチラ!
「宮城大学生密着レポート④【白石へ取材訪問「山田裕一市長」】」
「株式会社TBM」「古民家レストランL’atelier de FUKU29」「山田裕一市長」への取材を終えた学生たちは、3月に発表会を開催する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期となっていたため、11月25日に市役所で若手職員を対象としたオンライン形式の成果発表会を開催しました。
感染対策のため、発表会は40分という短い時間の中で行うことになりましたが、学生たちは1年半の研究成果をまとめ、「①移住・定住をテーマとした地域の魅力発信」と「②弥治郎こけしにフォーカスした観光プロジェクト」について発表しました。
①のテーマでは、市内の企業やお店を取材し、仕事や働く人の思いなどを紹介することで、より深く魅力が伝わり、関係人口増加へのアプローチを実感できたと報告があり、②では、弥治郎こけしの魅力を若い人に伝えるための参加型プロジェクトについて提案がありました。
私も協力隊としてのミッション(移住定住、交流人口、関係人口増加の取り組み)が重なるところがあり、今後の参考に勉強させていただきました。発表の中で特に印象的だったのは「白石にあるものを活かして白石の魅力を発信することができる」という内容でした。私もとても重要なことだと感じていますし、個で魅力を発信するだけではなく、地域の方、そして役所の方への理解と連携が大きな発信力に繋がり、それがまちの活性化にも繋がっていくのではないかと、協力隊としてそう思いました。
発表終了後、職員の方々に感想を伺いました。「こけしを使い商店街をめぐる観光案内は面白い考えだと思う。ぜひそのアイディアを実行してほしい」と学生たちの取り組みに対して賛同した方、「白石について考え、また観光客増加の企画も考えてくれたことが素直に嬉しい」と感謝を述べていた方もいました。
時間はあっという間に過ぎていきました。できれば職員の方全員に感想や意見を頂戴したかったと残念な思いが残りましたが、学生たちは「短い時間でしたが、発表会を開いて頂きありがとうございました」「また白石に伺います!」と前向きなコメントを残してくれました。
今回の発表を通して一番良かったことは、こうした学生の活動が役所の方々に認知して頂けたことだと思います。今後、このような場が増えていってくれたら嬉しいです。そして参加した方たちの中で同じ想いの人たちが集まり、一緒に何かを生み出し続けられる場になってくれたら嬉しいです。
「移住・定住」をテーマに学生達が白石へ取材訪問し作成した記事が下記のサイトにアップしております。ぜひご覧ください。
▼訪東北メディアtohoku365
「白石市長に密着!宮城大学生が白石の良いところをお聞きしてきました。」
「古民家×フレンチ!宮城・白石の『L’atelier de FUKU29』に宮城大学生が取材してきました。」
「今最先端の新素材!宮城・白石の『TBM』に宮城大学生が取材してきました。」