有限会社 竹鶏ファーム
竹から生まれたタマゴ「竹鶏たまご」
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竹鶏ファームの前身「志村養鶏場」は昭和40年に創業、平成12年に法人化され竹鶏ファームが設立されました。
地元の竹を原料として自社の炭窯で竹炭を製造し、独自の割合で餌に配合させ、使う水は全て竹炭で浄化し、竹をフル活用した独自の飼育方法を行っています。
そのため、1ヶ月で使う竹炭の量は約300Kg!
竹炭を使うことで、くさみがなく濃厚な味となったブランド卵「竹鶏たまご」の他、「たまごプリン」やうまみたっぷりの「たまごかけしょうゆ」等も人気の商品となっています。
Uターンし養鶏家へ
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鶏舎を走り回りながら、養鶏場の手伝いをしながら育ったという専務取締役の志村竜海さん。
東京の大学に進学し就職、その後は島根県へ一時的に移住し、養鶏家になる為の経験や知識を培い、満を持して白石へUターンされました。
先を見据えて物流を学べる会社を選び就職し働く傍ら、帰農推進等の活動を行うNPO団体の活動に参加し六本木で卵を売りながら会話術に磨きをかけました。
そして、その活動の中で出会った方との縁で島根県へ一時的に移住をすることになったそうです。
移住後は島根県版「竹鶏物語」作りに取り組みました。竹炭作りから鶏舎の建設まで地域の人の協力のもと形にしていき、ブランド卵の生産・出荷を手がけました。
定期的なイベントも開催しています
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おいしいタマゴを産んでもらえるよう竹鶏ファームではアニマルウェルフェア(Animal Welfare)と呼ばれる動物福祉の考え方を大切にした鶏舎を採用し、ニワトリたちが快適に健康で過ごせる環境で飼養を行っています。
同じ敷地内には、新鮮なタマゴやそのタマゴを使ったプリンやマヨネーズなど、竹鶏ファームの商品が買える直営所があります。
直営所では定期的なイベントも開催しており、特に毎月第2・4日曜限定イベント「たまご詰め放題」は大人気で常連さんも多数いらっしゃるそうです。
働いている方の中には I ターン者も!
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平均年齢は37才という従業員は現在約30名。その中には埼玉からIターンされた方がいました。
経営管理本部部長の緒方さんは白石出身の奥様と10年前から白石で生活をしています。
以前は営業として県内の飲食店や販売店へ商品を運ぶ仕事をしていました。
「すごくおいしいタマゴだね」「いつもありがとう」など、配達先からかけて頂く声がとにかくうれしくて毎日の励みになったそうです。
現在は、管理部門での役割を担っている為、営業で直接外を走り回ることもなくなりましたが、その時の声を今も忘れずに配達先へ『間違いなく商品を届ける』という想いで仕事に取り組んでいらっしゃいます。
白石での生活については、「病院やスーパーなど必要なものがコンパクトにまとまっている街なので便利ですね」とのこと。埼玉の時よりも濃密になったと感じているご近所付き合いについては、何かあった時に頼れる方たちなので「大切な関係」だと話していました。
会社スローガンは”日本一ありがとうの「わ」が生まれる養鶏場を目指して”
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