白石で楽しいことがしたい!高校生が立ち上げた学生団体「ガクセイズム」
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白石で楽しいことがしたい!高校生が立ち上げた学生団体「ガクセイズム」
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白石市には、学生らが中心になって運営している「ガクセイズム」という団体があります。発起人のふたりが地域にもっと関わりたいという思いで、高校3年生の時に立ち上げました。これまで青年会議所主催のお祭りをイベントスタッフとして手伝ったり、自主イベントを開催してきました。高校を卒業し、それぞれ進学 ・就職した現在も、白石を楽しい町にするため活動を続けています。
初めての自主企画イベント「ひとのわフェスティバル2017」の運営メンバー
発起人で代表の佐藤希美さん、同じく発起人の菅野友葵(ゆうき)さん、メンバーの金子実樹さん、佐藤智(とも)さんの4名に、立ち上げの経緯、これまでの活動内容、今後についてうかがいました。
ガクセイズム代表の佐藤希美さん
佐藤希美さん「高校生の時から地域の人と交流できる場所がほしいという思いがあって、参加した『マイプロジェクト』(※)に影響を受けました。今いるメンバーは、中高の同級生やジュニアリーダーで一緒だったというつながりや紹介などで15名ほどいます。普段のミーティングはネットを使うこともありますが、できるだけ顔を合わせてやりたいので、公民館を借りたり、私の自宅を開放したりしています。」
※マイプロジェクト:高校生が地域や身の回りの課題や気になることをテーマにプロジェクトを立ち上げ、実行することを通じて学ぶ課題解決型学習。主催は認定NPO法人カタリバ(マイプロジェクト公式サイトから引用)
ガクセイズム発起人のひとり、菅野友葵さん
菅野さん「最初の頃は、白石にバンドを呼べたらいいなという軽い気持ちで、とにかく白石で何か楽しいことをしたいと思って始めました。どこに相談したらいいか分からなくて市役所に連絡したところ、関連部署の方を紹介されました。担当の方が親身になって対応してくださって、イベントをやるなら団体を設立したほうがいいとアドバイスをいただき、ガクセイズムを立ち上げることにしました。」
白石市では、高校を卒業した若者が仙台や東京に出て進学、就職し、そのまま戻ってこない場合が多く、まさに彼女たちのような若者に地元に定着してもらうことを期待しています。卒業後の進路など、将来はどう考えているのか 尋ねてみました。
ガクセイズムメンバーの金子実樹さん
金子さん「今は看護の勉強で片道一時間程度かけて通学しています。通っている先のほうが白石より田舎だったので比較して分かったのですが、白石は都会でもないし田舎でもないし、ちょうどいい住み心地だと思います。将来は大きな病院に勤務して経験を積んでから白石に戻ってきたいです。」
佐藤希美さん「うちは転勤族で、私が中2の時にここに引っ越してきたのですが、各地を転々としてきて一番良かったと思えたのがこの白石でした。今は白石から山形の大学に通っています。将来は地元で働いて、自分が受けた恩を地域に返していけたらいいなと思っています。」
こんな思いで地域に関わり、将来は地元で働きたいと語る若者がいるのは、白石市にとっては頼もしい存在です。彼女たちに「ガクセイズム」で今後取り組みたいことについて話を聞きました。
金子さん「まずはガクセイズムの知名度をあげたいですね。ほかの団体とも連携して一緒に活動したりして、成長していきたいです。」
ガクセイズムメンバーの佐藤智さん
佐藤智さん「ガクセイズムでは、小さい子も含めて全世代が集える場を作りたいです。それとガクセイズムブランドのグッズを作って、スタッフでお揃いのものを身につけたい。」
佐藤希美さん「実はお金がないのでスタッフTシャツもないんです(笑)。でも最近はお金をかけずに知恵を出すことに楽しみを持っています。ガクセイズムは学生のうちは全力で取り組みたいです。それに自主企画を実現させたい。活動すればするほど、地域を元気にしたいという気持ちが芽生えてきました。多くの人に、自分たちが住む町にもっと関心をもってもらえるよう、これからも活動していきたいと思います。」
なんとインタビュー当日に15人目のメンバーとして加入が決まった齋藤晶(あきら)さん
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