幼児向けの音遊び「リトミック講座」を主宰
しろいし×ヒト
岡崎純子先生と大沼亜希先生

主宰しているのは、市内でピアノ教室とデイサービスの施設を運営している岡崎純子先生(写真手前)と、同じく市内でピアノ教室を運営している大沼亜希先生(写真奥)です。お二人とも白石出身で進学や就職などで白石を離れた時期もありましたが白石へUターンしてきました。
音楽に合わせて動く「リズム」・歌ったりする「ソルフェージュ」・自分で創作する「即興」、この重要な3本柱から成り立つ音楽教育法であるリトミックの講座を始めたきっかけについて伺いました。
岡崎先生「ピアノ教室も運営しているのですが、20分~30分イスに座っているだけでも難しい小さなお子さん達に、ピアノを始める前段階として、音楽遊びなどでまずは音楽を楽しんでもらいたいという思いから、13年前に講座をスタートしました。」
大沼先生「岡崎先生から誘われたのがきっかけです。リトミックがどのようなものなのか知りませんでしたが、純子先生と一緒にリトミックについて学び資格を取得しました。」
講座を始めたばかりの頃は、リトミックについての認知度も低かったそうですが、参加者などからの口コミ等で情報が広がり、現在は小さな子供を持つ親たちの出会いの場にもなっています。
絶妙なコンビネーション

参加しているのは、ほとんどが未就園児の子供とそのお母さんやお父さんです。講座は約45分間で、最初のご挨拶から最後まで、歌を歌うときにはその音楽を、純子先生が絵本を読んでいる時には効果音まで、様々な音が亜希先生の弾くピアノから流れてきます。
岡崎先生「私の話すペースや動き方を熟知している亜希先生だからこそ、時には予定外のことをしても、呼吸で感じ取り反応してくれます。亜希先生でなければできないことだと思います。」
亜希先生「13年間続けてきている中で培われた阿吽の呼吸があるからこそ、どのような場面になっても対応できると思います。」
約45分間という小さな子供にとっては長い時間ですが、じっとしている『間』がないようにテンポよく、歌やお話し、体を使った遊びなど心地の良いリズムで展開されていきます。リトミックという名称の語源由来には「律動的な」「韻律的」といった「心地いいリズム」という意味合いがあります。
遊んでいる中で音の強弱や、高い・低いなどを感じながら、音を聞き周りのお友達などの動きを観察しながら即時反応が自然と身に付くなど、「生きていくための基本知識」がリトミックには含まれています。
音楽をみんなで楽しめる場づくり
