【学生ライター】創業明治6年「蔵王酒造」
伝統と歴史
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JR白石駅から徒歩6分程で到着。大きな「蔵王」の文字が目印です。
宮城県は隣県の福島や山形と比べると酒蔵の数自体は少ないのですが、その数少ない中でも、およそ9割が全国新酒鑑評会において金賞を獲得しており、質の高い日本酒が作られています。
「蔵王酒造」は明治6年に創業された老舗で、地元宮城はもちろんのこと全国各地の人から愛される日本酒を作っています。
いざ酒蔵見学!
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左手に見えるのは日本酒を作る際に大切な「水」が入っているタンク。
地下50メートルから汲み上げた地下水を2回ろ過しているそうです。
あとで試飲させてもらいましたが、さらっとしていてクセがなくいつもの水道水とは全く違ったので感動しました。
いよいよ酒蔵の中へ!
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入った瞬間、お酒の香りに包まれます。
中は広く、工程ごとにわかりやすく説明してもらいました。
味の決め手!
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これは精米した後のお米です。お米は地元の「美山錦」や、兵庫県の「山田錦」等を使っているそうです。
精米、洗米一つ一つの工程が出来栄えに大きく影響するということを聞き、日本酒の奥深さを知りました。
酒は生き物
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次に訪れたのは仕込み場です。ここで20日から25日かけて発酵を促します。
発酵が進むにつれてお酒の様子が変わっていくのが見て分かり、面白いです。
「酒は生き物である」という意味がよく分かります。
出来上がったらすぐに瓶詰め
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その後、いくつもの過程を経て出来上がったお酒は劣化しないようにすぐ瓶詰めされ、6個もある大きな冷蔵室にて保管されます。
今は機械で行っている瓶詰めの作業ですが、昔は全て手作業だったというお話を聞き、大変な作業であっただろうと感じました。
歴史も学べる
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酒蔵見学後は昔の酒器等が展示されている展示館へ。
歴史を感じました。
工場見学の醍醐味!
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