ハンドメイド作家・平間あけみさん

【好きなことを続ける大切さ】
　白石市ご出身の平間あけみさんは、高校時代に趣味で手芸を始めました。結婚後、お子さんが生まれてからは入園グッズを制作したり、パッチワーク作品に取り組んだりと続けてきました。現在は手芸店に勤務し、お店でパッチワーク講座を開講するほか、市内の生涯学習施設「あしたば白石」でも手芸講座を担当された経験もあります。平間さんは「好きで続けてきたが、（講師として）声をかけていただけるとありがたい」と話します。

親子ユニット「flower bell」～ハンドメイドの魅力を！～

【親子ユニット「flower bell」～白石で手作り布製品の魅力を広める～】
　長女の愛由美さんと結成したハンドメイド品のユニット「flower bell」。平間さんはこれまで県内外のハンドメイドイベントに出展し、自身のパッチワーク作品などを展示販売していました。愛由美さんはカラフルなビーズなどを使ったファンシーなキーホルダー制作などが得意で、「少しずつ一緒に活動することも増えてきたので、自然と(flower bell)をつくることになった」といいます。
　４月から白石市のおもしろいし市場に出展を開始。新型コロナウイルスの影響で布マスクの需要が高まったことから「今、必要な人や困っている人にいきわたれば」と思い、布マスクの制作に力を入れています。顔に着ける製品ということもあり、大人向けの優しい色合いの布をはじめ、親子で一緒に着けられるかわいらしいデザイン、男性も気軽に使用できるようにと晒（さらし）でつくった製品も。４月は150組以上を卸したそうです。
「『もっとつくれますか』と相談を受けているので、今のマスク不足がなくなるまで親子で頑張りたい」と話していました。

大人用から子供用まで

親子でおそろいで使える工夫も

男性や大人向けのシンプルな白地マスク

愛由美さんが手がけたファンシーなキーホルダーなども子供に人気

【若い人たちがもっとチャンレンジできる場を】
「白石市は新幹線や東北本線、高速道路のインターもあって交通の便がベスト。冬はスキー、夏は海に40分位で行けて、色んなところにアクセスが良い。わが家は子供が3人いますが、大人になっても何故か皆、白石にいてくれる」とのことです。
白石について「実はハンドメイドの活動をしている人は他にもいる。地元でそれを発信するのは少し敷居が高いことなのかもしれない。若い人たちが気軽に頑張れる機会があればもっと良いところだと思う」と想いを話していました。

作業に励む平間さん

※おもしろいし市場では、他の作家による布マスクも販売されています。